ZBrush とは

ZBRUSH ARTIST :: KEITA OKADA

ZBrushはデジタル彫刻における業界水準となっています。ZBrushの機能はカスタムブラシを作成することを可能とし、形状、テクスチャ、色をバーチャルな粘土にリアルタイムの環境ですぐさま反映することができます。ZBrushを利用することで、映画スタジオ、ゲーム開発者、玩具、収集品メーカー、ジュエリーデザイナー、自動車デザイナー、イラストレーターや、様々な世界中のアーティストと同様のツールを活用することができます。

ZBrushはアーティストによって作られた、アーティスト向けのツールです。

あなたの想像が許す限りのモデルの製作や、イラストレーションの作成を行うことができます。ZBrushを用いてアーティストがどのようなものを作成できるかご覧ください。”百聞は一見に如かず”という言葉があるように、私たちの言葉より、プロのアーティストがZBrushをクリエイティブツールとして利用した作品をご覧ください。

ZBrushが使用されている業種

ZBrushは映画業界とVFX業界における非常に強いインパクトが有名となっており、それにより、アカデミー科学技術賞を受賞しています。ZBrushのインパクトは、ゲーム業界におけるトリプルA級タイトルのビジュアルクオリティにも見られます。各スタジオは次のレベルのクリエイティビティと、不可能と思われているものの境界線を追い求めており、ZBrushはこれらの永遠の探求に対する答えです。

他にも、ZBrushはイラストレーション業界(リアル調か、芸術的かを問わず)、3Dスキャンや、複雑なフィギュアの作成、3Dプリントの編集にも強い影響を与えています。

ジュエリーのアーティストなどは”手で彫刻された”かのようなフィーリングをデジタルツールに加えることや、同様に、デジタルな粘土の塊にコンセプトのカーブの探求を行う自動車デザイナーが魅了されています。

上記に上げたのは数多いうちの数種の業界に過ぎません。他にも複数の産業がZBrushを日々のものに活用しており、例えば、科学的な図解(サイエンティフィック・ビジュアライゼーション)や、歴史的な物品の復元、彫刻的デザイン、プロダクトデザインなどなど。アートがある場所にZBrushがあると言っても過言ではありません。

ZBrush機能

コンセプトとボリューム形成

コンセプトとボリューム形成

複数の形状生成ツールにより、通常のモデリングツールでかかる時間に比べわずかな時間で、あなたの想像力を3Dモデルの形として起こすことができます。ラフな形状からディテールの彫り込みを行うことができる形状に一気に作成を行うことができ、有機的な造形から、無機物的な造形なコンセプト — あるいは、それらのハイブリッド、両方の特徴を活かしたデザインまで幅広く作成を行うことができます。

ZBrush Artist :: Nelson Tai

下記機能はラフなコンセプトやベースメッシュ作成の際に利用する代表的な機能です:

  • Sculptris Pro: ポリゴンの束縛を受けることなく単純に ”彫刻” することに専念できます。
  • ダイナメッシュ : 無制限な粘土、低解像度から高解像度なモデルまで作成できます。
  • Zスフィア : シンプルまたは複雑な骨格を作成し、スカルプトの土台の作成を行う。Zスケッチと組み合わせより様々な形状の作成を行えます。
  • ZModeler :  伝統的なポリゴンのモデリングを行うツールを利用できます。
  • Live Boolean : 数百万ポリゴンのモデルをリアルタイムで結合、切削を行えます。
  • メッシュ挿入とVDM : 単純なクリックとドラッグ操作で形状のベースや緻密な形状の作成を行えます。
  • 他にも影からの作成、テキストの3D化、SVGファイルのインポート等.

ZBrush Artist :: Pablo Munoz

リファインとリシェイプ

ZBrush Artist :: Hossein Diba

ZBrushにより開拓された強力なサブディビジョンシステムにより、すぐさまモデルの解像度の変更を行うことができます。これにより、低い解像度にて大まかなプロポーションの変更を行いながら、高い解像度レベルに戻り肌の細かな毛穴の彫り込みを行うことができます。このシステムの最も強力なところは、これらの解像度のレベルを自由に好きなタイミングで行き来することができる点です。

専用のブラシからパラメトリック変形まで幅広いツールを使い、お好きなタイミングでモデルの変形を行うことができます。これにより、非常に高い自由度で作品の追求を行うことができ、今まで行ってきた作業に”束縛される”と感じることなく、作業を行うことができます。

ノンリニア制作

3Dレイヤーシステムを用いて非破壊な方法で、編集を行ってみましょう。モデルのポーズからディテールの強さまで、レイヤー機能により、気が変わり次第それらの変更をアートワークに加えられます。

また、複数のモデル(サブツール)で作業を行うこともできます。各サブツールはそれぞれの設定、ディテールの品質、レイヤーを保持することができ、より自由度の高い創作を行うことができます。

ZBrushに含まれている様々なツールはパラメトリックや、非破壊ワークフローに対応しており、例えば、3Dメッシュの表面上や、数値に従ってを複製を行うことができます。
その上に一部操作を自由なタイミングでスタックすることもでき、リアルタイムに数値内容を変更し、確認することができます。

ZBrushは気が変わり次第、細かな修正から非常に大きな変更まで、あなたのアーティスティックな想像に従って自由に変更を加えることができます。

ディテール制作

ZBrushは各パーツ(サブツール)ごとに1億ポリゴンまで細分化を行うことができ、これにより、アルファ(グレースケールな画像)や、3D形状を利用して、非常にリアルな傷や、肌の毛穴、シワやハードサーフェスな、リベットや傷跡などを作成することができます。ZBrushはモデルを非常にリアルにできるという点が他のソフトウエアとの違いです。

3Dペインティング

ZBrushでのモデルでは、テクスチャマップが持つピクセル数よりも多くのポリゴン数を保持できることから、ZBrushではポリペイントで3Dモデルへのペイントを行えます。これにより、テクスチャマップの割り当てを行うことなく、各頂点ごとにペイントを行え、あとからUV展開も行えます。ZBrushの豊富なブラシシステムとスポットライトテクスチャ投影のシステムにより、ペイントは容易に行えます。また、ペイントと彫刻を同時に行うこともでき、色と完全にマッチした表面のディテールの作成も行えます。

このワークフローの強みは、モデルのベースメッシュが確定する前であっても、フォトリアルな色とディテールを塗り、彫り込むことができる点です。

もちろん、通常の2D編集ソフトのPhotoshopなどを使いたい場合には、ZBrushは、モデルのリアルタイムで投影を行う用途でのペイントや、3Dテクスチャのリアルタイムペイントなど、対応している画像編集ソフトに応じて可能となります。

レンダリング

ZBrush Artist :: Tristan Schane

完成した作品を誰かに見せたい時や、単純に作業の進捗を見せたい時に、ZBrushに標準搭載されたレンダリングシステムを利用し、美しい画像の作成が行えます。単一クリックにて、複数のポストプロセスが可能なフィルタへレンダーを加工することもできます。これらは、画像のシャープ化、セルスタイルのシェーディングや、ノンフォトリアリスティックな見た目の作成を行え–これらはすべてたった数回のクリックにて行えます。書き出しは一つの画像に複数のチャンネル(アルファや影等)を保持することや、単純なアニメーションのターンテーブルとしても書き出せます。

 

他の選択肢として、ZBrushはLuxion社のKeyshotとリンクすることができ、自然光や、物理的に正しいマテリアル設定などを利用したレンダリングを行えます。

連携

ZBrushはスタンドアローンなアプリケーションであるため、起動するために、他のアプリケーションを必要としません。ですが、重要な点として、プロダクションパイプラインとして、他のソフトウエアとの連携を行う必要があります。GoZのおかげで、単一クリックを行うことにより、モデルと、テクスチャを対応のアプリケーションにすぐさま送ることができます。GoZは他のアプリケーション側でも対となるボタンの作成を行い、アプリケーションに相互でデータの行き来を可能とします!

もちろん、すべてのプログラムがGoZに対応しているわけではありません。そのため、ZBrushでは、OBJ、FBX、STL、VRML等、幅広い3Dファイルのフォーマットに対応しています。

巨大なコミュニティ

ZBrushはただのソフトウエアではありません。ZBrushは3Dソフトウエアで最大のアーティストを抱えるコミュティです。ZBrushCentral.com(英語)または、ZBrushCentral.jp(日本語)に参加を行い、3Dアーティスト最大のコミュニティの一員になりましょう。他のアーティストの作品や新しいテクニックを発見し、そしてインスピレーションを見つけ、あなたの作品の投稿も行えます。

Pixologicは、コミュニティイベントの主催も行っており、年に一度ロサンゼルスで開催されている国際的なZBrushSummitがあります。日本では同様にZBrushMergeというセミナーと交流イベントの開催を行っております。多くの場合、巨大イベントは生配信が行われており、どこにいても参加を行うことができます。

Facebookグループでのやり取りや、Youtubeへのコメント、Twitterでのディスカッションなどを行うこともできます。他から学び、あなたの知識を分かち合い、デジタルスカルプトのアートを広めていきましょう。

 

教育とセルフトレーニング

ZBrushの優れている点の一つとして、非常に多くのコミュニティの方々が作ったチュートリアルを見つけることです。Youtubeのようなプラットフォーム一つとっても、たくさんのチュートリアルビデオを見つけることができます。さらに、様々な書籍や、DVDの教材などがあり、ZBrush と ZBrushCoreを英語、日本語の双方で覚えることができます。

あなたの近くの学校を見つけよう

プロフェッショナルや学生にとっても、教育は重要な要素となります。ZBrushは複数の学校や専門のトレーニングセンターにて教えられています。あなたの最寄りの学校を見つけ、業界のプロフェッショナルへの道を開くスキルを身に着けましょう。

求められるハードウエア

ZBrushはWindows、Mac OSの両プラットフォームにて動作します。
実際のアーティストを想定したブラシシステムをベースとして採用しているため、グラフィックタブレット(ワコム社のタブレットに対応しております。)を利用することを強くお勧めいたします。

プロセッサーベースのエンジンにより、ZBrushは高価なグラフィックカードを必要とせず、ほぼどの現代的なコンピューターでも動作します。

ZBrushシングルユーザーライセンスは2つのアクティベーションを行うことができ、メインで利用しているPCとノートパソコンなどにインストールを行うことができ、Mac OSやWindowsを気にすることなく利用できます。学校や企業など、多くの席数を要する場合には、ボリュームや、フローティングライセンスのオプションも存在します。

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